那覇炎上事故でタナボタ 長栄航空 宮崎、小松に運航権

2007年11月04日


 台湾と日本の両国が、亜東関係協会(台湾側)及び(財)交流協会(日本側)の名義において締結している航空協定が11月1日改定され、台湾の航空会社による台北-宮崎、台北-小松の定期路線新規開設が合意された。

 台北-宮崎の路線については、これまで中華航空が積極的にプログラムチャーター便の運航をしており、当初台北-小松路線と合わせ乗入権を獲得するものとみられていたが、本年8月20日の那覇空港でのB737-800炎上事故発生により、機会を失うこととなった。
 台湾(中華民國)交通部の「國際航權分配及包機審查綱要」(交通部の省令相当)第7条では、航空機事故を起こした航空会社は、事故発生より1年間国際航空路線運航権の新規配分は受けられないと規定しており、今回は長榮航空に乗入れの権利が与えられることになる。

 また、これまで台湾-日本間の航空路線の運航は、定期便については中華航空(CI/China Airlines)、長榮航空(BR/EVA AIR)の2社が指定され、チャーター便については上記2社に加え華信航空(AE/Mandarin Airlines)、立榮航空(B7/UNI AIR)が運航権を有していたが、さらに遠東航空(EF/Far Eastern Air Transport)、復興航空(GE/TransAsia Airways)の2社も、定期路線のない空港へのチャーター便の運航ができることになった。
 旅行社は一様に、今後の座席供給過剰と旅行商品の値崩れの心配をコメントしている。




 華信航空、復興航空は、過去に石垣空港へのチャーターフライト運航の実績があり、立榮航空は本年10月の台北-与那国直航チャーター便にて与那国空港に乗入れしている。
 なお、今回の両国の航空協定改定には、沖縄路線は含まれていない。


■台日新航權分配 琉球火燒機讓華航扼腕
 (2007年11月1日 中央通訊社)
台灣對外航約 邁入正常化
 (2007年11月2日 工商時報)
長榮將開闢日本小松宮崎航線 華航悶
 (2007年11月1日 中時電子報/中國廣播公司)
台日新航約 長榮成贏家
 (2007年11月2日 經濟日報)

日本・台湾航空関係に関する民間協会間の合意について
 (2007年11月1日 国土交通省航空局)
臺日航約於今日完成換函修約
 (2007年11月1日 交通部民用航空局 即時新聞)
國際航權分配及包機審查綱要(中華民国交通部)


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いつも楽しく拝見しております。

>なお、今回の両国の航空協定改定には、沖縄路線は含まれていない。
とありますが、
これは、チャーター会社の追加が沖縄には適用されない、ということでしょうか。
Posted by alex at 2007年11月07日 10:46
 alexさま、コメントありがとうございました。

 ご存知のように、日台間の航空協定は、台湾(中華民國)政府が沖縄の日本帰属を正式に認めてこなかったため、「日本-台湾」の協定と「琉球-台湾」の協定の2つに分かれています。
 那覇-台北の定期路線については、日本側が日本アジア航空(JALグループ)、台湾側が中華航空の2社が運航権を有しているのですが、現在は日本アジア航空はこの路線は運休をしています。
 他社の参入が待たれるところです。

 昨年の6月、県内紙に長榮航空が沖縄路線に参入の意向を示している旨の報道がありましたが、今回の航空協定改定には「琉球-台湾」の事項は含まれておらず、まだ実現には至らないようです。

 ■台湾―沖縄便創設へ/長栄グループ
  (2006年6月29日 沖縄タイムス)
  http://www.okinawatimes.co.jp/day/200606291300_05.html


 遠東航空、復興航空が日本へのチャーター便運航権を獲得したことについては、これにより沖縄エリアを含む全国への乗入れが可能になります。
 台湾国内の報道では、まず北海道と九州を検討している模様です。
 また、定期便のある路線〔那覇-台北(桃園)〕については、既得権の保護があり、チャーター便の運航はできないのが残念なところです。
Posted by at 2007年11月08日 04:55
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