中国人クルーズ団体沖縄経由し基隆上陸 直航求める声また大きく

2008年02月12日


 台湾では初めてとなるクルーズ船による中国人のツアー団が、2月11日基隆港に上陸した。

 1,485名の乗客を乗せたロイヤル カリビアン インターナショナル(Royal Caribbean International)の運航する海洋迎風號(ラプソディー オブ ザ シーズ Rhapsody of The Seas)は、2月10日沖縄に半日の寄港後、11日午前基隆港に寄港。
 内644名の中国人観光客は、クルーズ船による中国人観光客訪台に関する規制緩和後、初めて且つ最大の団体ツアー客となった。
664陸客搭郵輪遊台(2008年2月11日 聯合晩報)

 台湾政府は現時点では、中国人の訪台旅行については団体ツアーのみしか認めず、第三国経由で出入国との原則をくずしてはおらず、今回も那覇港経由となっている。

 今回の海洋迎風號によるツアーでは、香港を出発港とし、5泊6日で、日本(那覇)、台湾(基隆、高雄)を訪問。台湾では、基隆港と高雄港に5~8時間程度の滞在を予定している。
 台湾の旅行社は、クルーズ船による訪台では宿泊需要がないこと、第三地経由ですでに相当のお金を使った後での上陸ではショッピング等による経済効果が弱いことを指摘。今後は台湾-中国間の直接往来が実現することを願うと話している。

 ■ 大陸觀光團》海洋迎風號 試探兩岸水溫
  (2008年2月11日 聯合晩報)
 ■ 觀光業:春燕飛來 停留太匆匆
  (2008年2月11日 聯合晩報)
 ■ 664陸客搭郵輪遊台
  (2008年2月11日 聯合晩報)
 ■ 659位中國客 乘郵輪抵台
  (2008年2月12日 自由時報)




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クルーズ船でも中国人観光客受入れ 2月から沖縄経由台湾も【台湾と沖縄-地域交流と経済】at 2008年05月04日 13:07
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